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コラム

C型肝炎訴訟 肝硬変治療薬2018年にも製品化か?

2016年11月14日 カテゴリー:C型肝炎給付金請求訴訟

~弁護士 北村明美のC型肝炎ブログ~

 

肝硬変まで病態が進んでしまうと、バラクルードを飲んでB型肝炎ウイルスの働きを抑えても、線維化した肝臓がもとに戻らないことが多いです。

 

C型肝炎の方も、高い飲み薬によって、C型肝炎ウイルスがなくなっても、肝硬変まで進んでいる方は、同じく線維化した肝臓はもとに戻らない方が多いです。

 

2016年11月11日の、日経新聞に載っていました。

 

肝硬変は、これまで有効な治療薬がなかったとされていますが、日本の企業(日東電工)がアメリカの大手製薬会社(ブリストル・マイヤーズクラブ)と提携し、肝硬変治療薬で、高い薬効が期待できる次世代バイオ医薬品「核酸医薬品」を開発し、2018年以降、2020年までには製品化できるとみているそうです。

 

ただ、どんな薬にも、副作用があります。

 

小野薬品工業とブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)が共同開発した「オプジーボ」が話題となっています。

それは、

・患者が死亡するような副作用が起こったこと

・薬価が高すぎること(これでは健康保険制度が維持できない)

などです。

C型肝炎訴訟 予防接種が原因でC型肝炎になった方は、ご連絡下さい。

2016年10月28日 カテゴリー:C型肝炎給付金請求訴訟

~弁護士 北村明美のC型肝炎ブログ~

 

「予防接種が原因で、C型肝炎になった。輸血はしていない。」という方からの問い合わせが、ひとつ、ふたつと増えています。

 

予防接種が原因でC型肝炎になったと思われる方は、ぜひ、

北村法律事務所 弁護士 北村明美(052-541-8111)

まで、ご連絡下さい。

 

裁判を起こすことを、一緒に考えましょう。

C型肝炎訴訟 名古屋大学附属病院で、心臓手術や歯科で手術を受けて、C型肝炎になっている方は、ぜひご連絡下さい。

2016年10月21日 カテゴリー:C型肝炎給付金請求訴訟

~弁護士 北村明美のC型肝炎コラム~

 

名古屋大学附属病院では、心臓手術と歯科において、多くのフィブリノゲン製剤や、フィブリン糊(PPSB、クリスマシン)などを使用していたことが、判明しました。

 

昭和40(1965)年から、平成6(1994)年までの間に、名古屋大学附属病院で、心臓手術や歯科で手術を受けて、C型肝炎になっている方

 

ぜひ、北村法律事務所 弁護士 北村明美(052-541-8111)まで、ご連絡下さい。

C型肝炎訴訟 予防接種でC型肝炎になったと思われる方は、ぜひご連絡下さい。

2016年10月18日 カテゴリー:C型肝炎給付金請求訴訟

~弁護士 北村明美のC型肝炎コラム~

 

予防接種でC型肝炎になったと思われる方は、ぜひご連絡下さい。

 

・財団法人ウイルス肝炎研究財団のホームページでは、

「C型肝炎ウイルス(HCV)はどのようにして人から人へ感染しますか?」

という問いに対し、答えの1つとして、

「HCV感染者が使った注射器・注射針を、適切な消毒などをしないで繰り返し使用した場合」

と答えています。

 

・厚生労働省検疫所FORTHのホームページでは、

C型肝炎の感染経路のひとつとして、

「医療機関で汚染されたシリンジを使用した注射や針刺し事故」と述べています。

 

・大阪大学医学部教授の林紀夫さんは、ラジオの中で

「集団で予防注射、予防接種していたけれども、そこでうつったということもあり得るか」という問いに対し、「予防接種によってB型肝炎ウイルスに感染したかどうか、否定はできないと思う」と答えています。

 

・製薬会社MSDのホームページにはC型肝炎についてのページがあり、感染原因のひとつとして、「注射針の使い回しによって感染する可能性が考えられる。以前は予防接種や往診などで注射針を使い回していたことがあるので、そのときに感染したと考えられる人がいる」と述べています。

 

・ある臨床検査技師の健康ブログでは、C型肝炎の主な3つの原因のうちのひとつとして、予防接種をあげ、「医療行為の衛生が十分に管理されていなかった時代、注射針や注射器を連続して使っていたことがり、その時代に予防接種を受けている場合、感染の可能性が考えられる」と述べています。

 

予防接種でC型肝炎にうつった方は、うつりにくいからという理由で、救済の対象になっていません。

 

しかし、全くうつらないわけではないのです。

予防接種でC型肝炎になったと思われる方は、

北村法律事務所 弁護士 北村明美(052-541-8111)まで、

ぜひご連絡下さい。

 

裁判を一緒に起こすことを、考えましょう。

C型肝炎訴訟 予防接種でC型肝炎になった人は、給付金がもらえないのはなぜですか(岐阜県Sさん)

2016年10月17日 カテゴリー:C型肝炎給付金請求訴訟

~弁護士 北村明美のC型肝炎コラム~

 

(岐阜県岐阜市在住K.Sさんより)

Q.予防接種でB型肝炎がうつった人は、B型肝炎特別措置法で給付金がもらえるのですが、予防接種でC型肝炎にうつった人は、給付金がもらえないのはなぜですか。

 

A.現在、法律ができて給付金がもらえるようになっているのは、

 

(a)予防接種でB型肝炎がうつった方、あるいは、その方から母子感染(父子感染)した方。

(b)フィブリノゲン製剤、クリスマシン、PPSBなどの、第Ⅸ因子製剤を止血剤などとして投与され、C型肝炎になった方

 

だけです。

 

輸血でB型肝炎やC型肝炎になった方は、救済されていません。

 

予防接種でC型肝炎にうつった方も、救済の対象になっていません。

その理由は、B型肝炎が、うつりやすいのに比較して、C型肝炎はうつりにくいからだといわれています。

しかし、全くうつらないわけではありません。

うつる確率がB型肝炎より低いだけの話です。

 

ある医師は、ツベルクリン注射ではうつりにくいかもしれないが、種痘の場合は、同じメスで何十人も種痘を接種したので、C型肝炎はうつるのではないかと言っています。

 

①輸血をしていない

②予防接種しか原因は考えられない

③C型肝炎ウイルスがまだ体内に残っている方

 

は、ぜひ、国を相手に裁判を起こすことを検討してみませんか。

C型肝炎訴訟 輸血が原因でC型肝炎になった方を救済する法律は、現在ありません

2016年10月12日 カテゴリー:C型肝炎給付金請求訴訟

連日のように、「C型肝炎訴訟で給付金がもらえないか」というお問い合わせを受けますが、あまり前向きな回答ができておりません。

 

何が原因でC型肝炎になったかを聞いてみると、輸血が原因であるという方が多いからです。

 

輸血でC型肝炎になった方を救済する法律は、現在ありません

 

輸血は必要悪であると考えられているからです。

 

輸血でC型肝炎になった方が救済されるためには、自ら国家賠償請求訴訟を提起しなければなりません。

 

ご理解下さいますよう、よろしくお願いいたします。

C型肝炎訴訟 出産の際、フィブリノゲン製剤を投与された可能性があるケースとは

2016年10月06日 カテゴリー:C型肝炎給付金請求訴訟

C型肝炎訴訟で勝訴するためには、フィブリノゲン製剤、クリスマシン、PPSBなどを投与されたことを、立証しなければなりません。

 

出産の際、フィブリノゲン製剤を投与された可能性があるケースは

①常位胎盤早期剥離(赤ちゃんがまだ子宮の中にいるうちに、胎盤が子宮の 壁から剥がれてしまい、大量出血するケース)

②前置胎盤

③双子や巨大児

④弛緩出血

などのケースです。

 

母子手帳が残っており、出血量が多く、上記の①~④が記載してある方は、北村法律事務所 弁護士 北村明美(052-541-8111)まで、ご連絡下さい。

 

なお、胎盤早期剥離で3000ml以上出血のあったNさんは、C型肝炎訴訟の原告となりましたが、訴訟提起後、C型肝炎肝硬変で亡くなってしまいました。

 

2016年10月26日、悔しい思いをして亡くなったNさんの夫の証人尋問があります。

C型肝炎訴訟 国の責任の取り方

2016年09月30日 カテゴリー:C型肝炎給付金請求訴訟

1.日本は、世界でも、B型肝炎・C型肝炎患者の多い国です。ウイルス性肝炎は、国が放置したために広がった医源病です。

 

2.B型肝炎・C型肝炎患者の薬代の自己負担額が月1万円、月2万円になることをご存知ですか。

先日相談に来られた方は、B型肝炎の方ですが、肝機能が悪くなり1年ほど前からバラクルードを服用するようになった方でした。

「バラクルードが高くて」とこぼすので、薬代の助成があることを知っていますかと聞くと、全くご存知ありませんでした。

国民病であるB・C型肝炎の患者さん達の、医療費を軽減するための、B・C型肝炎患者医療給付事業(薬代の助成)が行われています。

 

階層区分 自己負担限度額
世帯の市町村民税(所得割)課税年額が23万5000円未満の場合 月1万円
世帯の市町村民税(所得割)課税年額が23万5000円以上の場合 月2万円

 

保健所から申請用紙等をもらい、所定の診断書(医師に書いてもらう)、所得証明書等を添付して、保健所に申請します。

バラクルード等の核酸アナログ製剤は、B型肝炎ウイルスの活動を押さえ込むだけで、ウイルスそのものを排除できる薬剤ではありません。

そのため、医師は、「バラクルードを服用し始めたら一生飲んで下さいね。途中でやめると、B型肝炎ウイルスが急激に活動をし始め、がんになることもありますから」と述べます。

肝がんになりたくない患者は、一生飲んでいかねばならないにもかかわらず、毎年、更新の申請をする必要があります。

毎年、更新の申請というのも、改めてほしいと患者さん達は言っています。

それでも、薬代はきわめて高いので、薬代の助成はありがたいものです。

 

3.なぜ、B型肝炎とC型肝炎だけ薬代を助成してもらえるのでしょうか。

(a)止血の効果があるかのエビデンス(証拠)がないにもかかわらず、肝炎が移る可能性のあるフィブリノゲン製剤などの血液製剤の使用を認可し続けたのも、日本国です。アメリカは、1977(昭和52)年に認可を取消しているにもかかわらずです。

(b)予防接種の際、注射器の連続使用を黙認してきたのは、残念ながら日本国です。

 

責任がある日本国は、次の対策をとっています。

(1)裁判を起こして勝訴的和解ができた方には、給付金を支払う(B型肝炎特別措置法、C型肝炎特別措置法)ことにしています。これは、損害賠償という意味を持ちます。

(2)裁判を起こすか否かにかかわらず、医療費の自己負担額を軽くする(恒久対策)。どういう理由でB型肝炎・C型肝炎になったかを問われません。

(3)B型肝炎・C型肝炎検診を、無料で保健所ですることができます。ただし、HBs抗原とHCV抗体のみです。ぜひHBc抗体も検査すべきです。

(4)平成28年10月から、0才児へのB型肝炎のワクチンが、原則無料の定期接種となります。

 

4.(1)の給付金で大きな問題となっているのが、C型肝炎患者の方々が、30~50年前の出産や手術を受けたときのカルテがなく、フィブリノゲン製剤の投与を受けたことの立証が極めて困難であるということです。

カルテがないのは患者の責任ではないのに、患者に立証責任を課すことを改めなければいけないと考えます。

(2)の恒久対策で、問題なのは、肝がんの治療費や肝硬変の食道静脈瘤破裂等の治療費については、全く助成されていないことです。

インターフェロン、C型肝炎の場合の飲んでC型肝炎ウイルスを排除する飲み薬(ダクルインザ、スンベプラ、ソバルディ、ハーボニー、ヴィキラックス等)、B型肝炎ウイルスの活動を押さえ込む(排除はできない)核酸アナログ製剤(バラクルード等)治療の薬代に対してのみ、助成されているのです。

肝がんや重い肝硬変になってしまったB・C型肝炎患者に対してこそ、医療費を助成すべきだと思います。

いったん肝がんや重い肝硬変になってしまうと、元には戻らないと言われているから、なおさらです。

 

5.C型肝炎の薬もB型肝炎の薬もとても高く、アメリカの製薬会社は、大きく儲けています。

ミドリ十字が、アメリカの貧民窟のプール血漿からフィブリノゲン製剤を作ったり、ベトナム戦争が終わって余ってしまったアメリカのフィブリノゲン製剤を買って、肝炎になることがわかっていたのに、日本の医師に使わせた。

肝炎になった日本の肝炎患者に、高い高いアメリカの製薬会社の治療薬を投与する。

何かとてもいやな感じがします。

日本の医師達や日本の製薬会社は、治療薬の開発さえしていない。

日本で安価で副作用の少ない薬を開発してほしい。B型肝炎ウイルスを叩き潰せる薬を開発してほしい。

C型肝炎訴訟 ぜひ医師法を改正して、カルテを永久保存にしてほしいと思います

2016年09月29日 カテゴリー:C型肝炎お客様の声, C型肝炎給付金請求訴訟

次のような電話がありました。

「C型肝炎訴訟は、カルテがあると、とても早く解決します。

私は、心臓の弁の手術を東京医科歯科大学医学部附属病院で行ないました。

すると、平成13年ころに、大学病院から、クリスマシンを使っているので、血液検査をしてほしいという手紙がきました。

検査をしてもらったところ、C型肝炎にかかっていました。

こういうことがあったので、平成20年1月にC型肝炎特別措置法ができたあと、すぐC型肝炎訴訟を起こし、本当に早く和解ができました。

北村明美弁護士から、『あなたはラッキーだった。ほとんどの人はカルテがなく、苦しいC型肝炎訴訟を闘っています。』と聞きました。

何かお力になれればいいなと思っています。」

 

C型肝炎でもB型肝炎でも、カルテがあると本当にとても早く解決します。

 

カルテはとても大切です。

 

B型肝炎訴訟で給付金を得たいと思っている人の中にも、亡くなったお母さんのカルテがない、亡くなったお父さんのカルテがない、亡くなった兄姉のカルテがないため、証明ができず、苦しんでいる方がいます。

 

ぜひ医師法を改正して、カルテを永久保存にしてほしいと思います。

C型肝炎訴訟 C型肝炎だというだけでは、給付金はもらえない

2016年08月29日 カテゴリー:C型肝炎給付金請求訴訟

連日のように、「私はC型肝炎だから給付金がもらえるのではないか。」とか、「亡父母が、C型肝炎であったので、給付金をもらいたい。」などという相談や問い合わせがあります。

 

しかし、良いご返事を差し上げることができる方は、ほとんどおられません。

 

HPを見て下さればわかると思いますが、C型肝炎だからという理由だけでは給付金はもらえません。

 

フィブリノゲン製剤などの止血剤を静脈に点滴されたか、あるいは、フィブリン糊を投与されたかの立証をした場合に限り、給付金がもらえるのです。

 

B型肝炎の場合は、集団予防接種の注射器連続使用によって、B型肝炎が移った場合にのみ、給付金がもらえます。

 

両方とも、国を相手に国家賠償請求訴訟を起こさなければならない特別措置法になっています。

 

B型肝炎の場合は、母親の血液検査結果(母親が死亡しており、母の血液検査がない場合は、年上の兄姉の血液検査結果)や、医療記録などを集めれば、なんとか勝訴的和解ができます。

 

しかし、C型肝炎の場合は、数十年前にフィブリノゲン製剤などを投与したときの医師や、看護師、助産師などの証言が必要であったりしますので、そう簡単ではないのです。

 

いつ、何のときに(何の手術や出産のときに)、フィブリノゲン製剤を投与されたか。投与した医師はだれか。

が、わかっていますか?

 

まずそれがわからないと、第一関門を突破することはできません。

 

ご相談の方は、当事務所においで下さい。

電話相談ですますことができないほど、困難な訴訟なのです。

 

そこのところをよくご理解下さいますよう、お願いいたします。



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