山中伸弥さんの研究とC型肝炎治療
2019年06月12日 カテゴリー:C型肝炎給付金請求訴訟, コラム, ニュースコラム, 肝炎
ノーベル賞をもらった山中伸弥さんのお父さんは、
輸血でC型肝炎になり、30年程前に亡くなられた。
お父さんはC型肝炎(当時は非A非Bと言った)になって苦しんでおり、
医者になったほうがいい、と言ってくれたので、
山中さんは、父親が経営していた町工場を継がず、医学部を受験された。
医学部を、卒業したあと、臨床医(患者を診る医師)になったが、
鬼のような医師からは、「やまなか」とは呼ばれず、「じゃま(邪魔)なか」と呼ばれ、
自信を無くし、研究をして病気をやっつけるところに活路を見出したのである。
C型肝炎は、つい最近、画期的な薬(ハーボニー)がアメリカで開発され、
3カ月間のむだけでC型肝炎ウィルスが消えるようになった。
しかし、その薬は極めて高く、1錠5万5千円もする。
1人の患者さんに90日間だと495万円である。
山中さんは、病気に苦しんでいる人達を、
低コストで、IPS細胞により助けたい、と思っているとのことである。