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コラム

【B型肝炎訴訟】 要注意!B型肝炎が劇症化する恐れあり~HBVの「再活性化」~

2018年11月28日 カテゴリー:B型肝炎訴訟ブログ, コラム, B型肝炎給付金請求訴訟

~弁護士 北村明美のB型肝炎ブログ~

 

B型肝炎の患者さんは、他のがんの治療の際、B型肝炎が劇症する恐れがあるので、要注意です。

 

Sさん(長崎県在住)は、成人T細胞性白血病(血液のがんです。)の治療を受け、これは治ったと言われたのですが、すぐ肝臓の数値が増悪し、1か月弱で、劇症肝炎で亡くなってしまいました。

 

白血病の治療だけではなく、抗がん剤や、免疫を抑える治療を受けた後、B型肝炎が増悪して、劇症肝炎になり、死亡してしまうケースが何例か報告されています。この問題は、B型肝炎ウイルスの「再活性化」と呼ばれています。

 

 

2016年5月に、B型肝炎だけではなくC型肝炎にも感染した方が、C型肝炎の新しい治療薬を服用して、B型肝炎が悪化し、死亡したケースがあるということが、厚労省から発表され、C型肝炎治療薬8種を、患者に使用させる場合は、医療関係者が注意をするよう、指示したという報道がありました。

 

B型肝炎は、本当に恐ろしい病気です。



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