夫の親の遺産分割を解決しないと、夫より長生きする妻は不安
2017年04月11日 カテゴリー:遺産相続
~弁護士北村明美(愛知県名古屋市)の相続ブログ~
1.イタメシを食べながらの女子会を取材しました。
皆、団塊の世代です。
顔にはさざ波、しみ、頭は白髪がまじり・・・ですが、しばらくすると、皆、18才19才の頃の表情になります。
2.夫の評価
夫の評価は、やっぱり経済力。
ほとんどの夫婦が年金生活なので
①年金の額
それに、
②自宅の評価
③夫が親から相続したものを含めて持っている財産
Kさん
「2年も留年して末っ子でマザコンだった男も、母親と離れて暮らせば、尻の下に敷ける。
しかも、その男、なかなかの掘り出し物で、保険のアクチュアリーという資格(確率論・統計学等の数理的手法を用いて、ビジネスにおける将来のリスクや不確実性の分析・評価などを行う保険計理士)を早くにとって、大手損保会社にヘッドハンティングされ、給料アップ。
退職後老人うつになり、彼は財テクで購入したマンションに住み、完全別居。亭主留守で、楽。快適よ。ちゃんと働いてくれるかさえ心配だったのに、よく働いてくれて、掘り出し物だった。」
Tさん
「外国へ赴任すれば、手当がもらえ、それで奥さんの洋服やアクセサリーを買うと聞いて、教師を辞めて、外交官と結婚した。でも、手当は、お客の食事代等をまかなわねばならず、アクセサリーなんて買えなかった。
年金も、月20万円台で、少なくて貯金くずしてる。普通では行けない国へも行って、いろんな経験をしたことはよかった。
今は、自分の趣味のブリッジ競技が楽しい。人にも教えてる。
夫は、台所に入り浸るゴキブリ亭主よ。」
Hさん
「道歩いてて、声かけられて、結婚。今でいうナンパよね。
でも、お見合いの方がいいんじゃない(この一言で、夫の評価が低いことがわかる。)。しっかり査定して結婚できるから。
自宅の敷地が、夫の父親名義で、父親は亡くなったんだけど、まだ遺産分割の結着がついてないの。
4人兄弟で2人亡くなっていて、その子ら(夫からみると甥や姪)が強欲なのよ。敷地を時価で評価しろっていうの。早く解決してスッキリしたい。甥や姪にお金なんて払いたくな~~い。」
Aさん
「こんなことを言っていられるのも、戦争が起こらない間よね。北朝鮮からミサイルが発射されれば、必ず日本に落ちる。福井県の原発がやられれば、名古屋に放射能が流れてくるよね。」
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骨肉の相続争いを、数多く経験してきました。
弁護士を31年やってきてわかったことは、
「相続人が2人以上いれば、相続争いの可能性がある!」
ということです。
兄弟姉妹は、互いにライバルだ。
後妻側と前妻の子
本妻側と愛人の子は、必ず争いになる。
最近は後妻業どころか、32歳年下の男が78歳の資産家の女性を狙って、婚姻届を出させている事件も、手がけている。
遺言は全ての特効薬ではない。遺留分があるからだ。
「登記のために必要だから」と言われて、署名押印した書類を悪用されて、
1円ももらえなくなったという相談もある。
相続争いになりそうになったら、すぐに一度相談に来てほしい。
早ければ早いほど、良い対策を立てることができます。
ブック「女の遺産相続」(NTT出版)著者:弁護士北村明美