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コラム

Monthly Archives: 12月 2018

自筆証書遺言の方式緩和について

2018年12月14日 カテゴリー:コラム, ニュースコラム, 遺産相続

今回は、遺言の改正ポイントのうち、自筆証書遺言の方式緩和についての説明をしたいと思います。

 

自筆証書遺言というのは、文字通り、自筆で作成する遺言のことをいいます。
ドラマなどでちょくちょく遺言が話題になるとき、自筆で書かれたものが登場するため、
皆さんの中には、遺言といえば、自筆証書遺言を思い浮かべる人がいるかもしれません。

実際、「○○に□□の土地を相続させる。」といったことが書いてある遺言書だけでなく、
その□□の土地はどこのどの土地なのかといった登記事項(所在地・地目・地番・地積など)などを記載した
別紙の目録(財産目録)も自筆で正確に記載することが要求されます。
預金通帳がある場合も同様に自筆で正確に記載する必要があります。

この自筆で記載するという点が、遺言をする人(主に高齢の方々)にとって大変負担のかかることになっています。

そのため、改正法では、財産に関する目録を別紙として添付する場合に限って、自筆で自書することは不要であるとしました。

そうすれば、財産目録をパソコンで作成したり、土地の登記事項証明書や預金通量のコピーを添付したりすることが可能なりました。

これにより、全てを自書する必要がなくなり、遺言をする人の負担が軽減されることとなることが期待されます。

しかし、いくら自書する必要がなくなったといっても、別紙のすべてのページに署名・押印をする必要があることに注意が必要です。

なお、この制度は来年(2019年)1月13日よりスタートします。

 

 

次回は、自筆証書遺言の保管制度について、みてみたいと思います。

相続関連の民法改正について

2018年12月13日 カテゴリー:コラム, 遺産相続

もうすぐ民法の大幅な改正が行われます。それに関連して、相続に関する規定も大きく変わることになります。

では、今回は何が変わるのか、ざっとみてみようと思います。

 

第1.遺言について

1.自筆証書遺言の方式緩和

2.自筆証書遺言の保管制度

 

第2.遺産分割について

1.配偶者保護

2.預貯金の仮払い

3.分割前に処分された財産の扱い

 

第3.遺留分について

1.遺留分減殺請求の効力等の見直し

2.遺留分の算定方法の見直し

 

第4.相続人以外の者の貢献(特別寄与料制度)

 

第5.配偶者居住権創設

 

 

以上のように、ざっと見ても、相続関連でも5つの分野にわたり大きく変わることが分かります。

次回からは、それぞれについてのおおまかな内容を確認したいと思います。

改正民法施行期日一覧

2018年12月12日 カテゴリー:コラム, 遺産相続

民法の改正が、以下の通り施行されます。

相続関連の改正内容については、順次アップしていく予定です。

 

第1.債権法
2020(平成32)年4月1日
なお、例外とし以下の2点に注意する必要があります。
(1)定款契約
定款契約については、施行日前に締結された契約にも、改正後の民法が適用されることになりますが、施行日前(2020年3月31日まで)に反対の意思表示をすれば、改正後の民法は適用されません。この反対の意思表示は、2018年4月1日から施行されています。
(2)公証人による保証意思の確認手続
事業のために負担した貸金等債務を主たる債務とする保証契約は一定の例外がある場合を除き、事前に公正証書が作成されていなければ無効となります。
この公正証書作成については2020年3月1日から施行されます。

第2.相続法
(1)民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律の施行期日
原則 2019(平成31)年7月1日
例外 配偶者居住権及び配偶者短期居住権 2020(平成32)年4月1日
(2)法務局における遺言書の保管等に関する法律の施行期日
2020(平成32)年7月10日
(3)自筆証書遺言の方式緩和
2019(平成31)年1月13日

第3.成人年齢引き下げ
2022(平成34)年4月1日から施行
その時点で18歳及び19歳の者はその日に成人となる。

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2018年12月06日 カテゴリー:C型肝炎給付金請求訴訟, コラム

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