Tag Archives: C型肝炎訴訟

C型肝炎訴訟 出産の際、フィブリノゲン製剤を投与された可能性があるケースとは

2016年10月06日 カテゴリー:C型肝炎給付金請求訴訟

C型肝炎訴訟で勝訴するためには、フィブリノゲン製剤、クリスマシン、PPSBなどを投与されたことを、立証しなければなりません。

 

出産の際、フィブリノゲン製剤を投与された可能性があるケースは

①常位胎盤早期剥離(赤ちゃんがまだ子宮の中にいるうちに、胎盤が子宮の 壁から剥がれてしまい、大量出血するケース)

②前置胎盤

③双子や巨大児

④弛緩出血

などのケースです。

 

母子手帳が残っており、出血量が多く、上記の①~④が記載してある方は、北村法律事務所 弁護士 北村明美(052-541-8111)まで、ご連絡下さい。

 

なお、胎盤早期剥離で3000ml以上出血のあったNさんは、C型肝炎訴訟の原告となりましたが、訴訟提起後、C型肝炎肝硬変で亡くなってしまいました。

 

2016年10月26日、悔しい思いをして亡くなったNさんの夫の証人尋問があります。

C型肝炎訴訟 国の責任の取り方

2016年09月30日 カテゴリー:C型肝炎給付金請求訴訟

1.日本は、世界でも、B型肝炎・C型肝炎患者の多い国です。ウイルス性肝炎は、国が放置したために広がった医源病です。

 

2.B型肝炎・C型肝炎患者の薬代の自己負担額が月1万円、月2万円になることをご存知ですか。

先日相談に来られた方は、B型肝炎の方ですが、肝機能が悪くなり1年ほど前からバラクルードを服用するようになった方でした。

「バラクルードが高くて」とこぼすので、薬代の助成があることを知っていますかと聞くと、全くご存知ありませんでした。

国民病であるB・C型肝炎の患者さん達の、医療費を軽減するための、B・C型肝炎患者医療給付事業(薬代の助成)が行われています。

 

階層区分 自己負担限度額
世帯の市町村民税(所得割)課税年額が23万5000円未満の場合 月1万円
世帯の市町村民税(所得割)課税年額が23万5000円以上の場合 月2万円

 

保健所から申請用紙等をもらい、所定の診断書(医師に書いてもらう)、所得証明書等を添付して、保健所に申請します。

バラクルード等の核酸アナログ製剤は、B型肝炎ウイルスの活動を押さえ込むだけで、ウイルスそのものを排除できる薬剤ではありません。

そのため、医師は、「バラクルードを服用し始めたら一生飲んで下さいね。途中でやめると、B型肝炎ウイルスが急激に活動をし始め、がんになることもありますから」と述べます。

肝がんになりたくない患者は、一生飲んでいかねばならないにもかかわらず、毎年、更新の申請をする必要があります。

毎年、更新の申請というのも、改めてほしいと患者さん達は言っています。

それでも、薬代はきわめて高いので、薬代の助成はありがたいものです。

 

3.なぜ、B型肝炎とC型肝炎だけ薬代を助成してもらえるのでしょうか。

(a)止血の効果があるかのエビデンス(証拠)がないにもかかわらず、肝炎が移る可能性のあるフィブリノゲン製剤などの血液製剤の使用を認可し続けたのも、日本国です。アメリカは、1977(昭和52)年に認可を取消しているにもかかわらずです。

(b)予防接種の際、注射器の連続使用を黙認してきたのは、残念ながら日本国です。

 

責任がある日本国は、次の対策をとっています。

(1)裁判を起こして勝訴的和解ができた方には、給付金を支払う(B型肝炎特別措置法、C型肝炎特別措置法)ことにしています。これは、損害賠償という意味を持ちます。

(2)裁判を起こすか否かにかかわらず、医療費の自己負担額を軽くする(恒久対策)。どういう理由でB型肝炎・C型肝炎になったかを問われません。

(3)B型肝炎・C型肝炎検診を、無料で保健所ですることができます。ただし、HBs抗原とHCV抗体のみです。ぜひHBc抗体も検査すべきです。

(4)平成28年10月から、0才児へのB型肝炎のワクチンが、原則無料の定期接種となります。

 

4.(1)の給付金で大きな問題となっているのが、C型肝炎患者の方々が、30~50年前の出産や手術を受けたときのカルテがなく、フィブリノゲン製剤の投与を受けたことの立証が極めて困難であるということです。

カルテがないのは患者の責任ではないのに、患者に立証責任を課すことを改めなければいけないと考えます。

(2)の恒久対策で、問題なのは、肝がんの治療費や肝硬変の食道静脈瘤破裂等の治療費については、全く助成されていないことです。

インターフェロン、C型肝炎の場合の飲んでC型肝炎ウイルスを排除する飲み薬(ダクルインザ、スンベプラ、ソバルディ、ハーボニー、ヴィキラックス等)、B型肝炎ウイルスの活動を押さえ込む(排除はできない)核酸アナログ製剤(バラクルード等)治療の薬代に対してのみ、助成されているのです。

肝がんや重い肝硬変になってしまったB・C型肝炎患者に対してこそ、医療費を助成すべきだと思います。

いったん肝がんや重い肝硬変になってしまうと、元には戻らないと言われているから、なおさらです。

 

5.C型肝炎の薬もB型肝炎の薬もとても高く、アメリカの製薬会社は、大きく儲けています。

ミドリ十字が、アメリカの貧民窟のプール血漿からフィブリノゲン製剤を作ったり、ベトナム戦争が終わって余ってしまったアメリカのフィブリノゲン製剤を買って、肝炎になることがわかっていたのに、日本の医師に使わせた。

肝炎になった日本の肝炎患者に、高い高いアメリカの製薬会社の治療薬を投与する。

何かとてもいやな感じがします。

日本の医師達や日本の製薬会社は、治療薬の開発さえしていない。

日本で安価で副作用の少ない薬を開発してほしい。B型肝炎ウイルスを叩き潰せる薬を開発してほしい。

C型肝炎訴訟 ぜひ医師法を改正して、カルテを永久保存にしてほしいと思います

2016年09月29日 カテゴリー:C型肝炎お客様の声, C型肝炎給付金請求訴訟

次のような電話がありました。

「C型肝炎訴訟は、カルテがあると、とても早く解決します。

私は、心臓の弁の手術を東京医科歯科大学医学部附属病院で行ないました。

すると、平成13年ころに、大学病院から、クリスマシンを使っているので、血液検査をしてほしいという手紙がきました。

検査をしてもらったところ、C型肝炎にかかっていました。

こういうことがあったので、平成20年1月にC型肝炎特別措置法ができたあと、すぐC型肝炎訴訟を起こし、本当に早く和解ができました。

北村明美弁護士から、『あなたはラッキーだった。ほとんどの人はカルテがなく、苦しいC型肝炎訴訟を闘っています。』と聞きました。

何かお力になれればいいなと思っています。」

 

C型肝炎でもB型肝炎でも、カルテがあると本当にとても早く解決します。

 

カルテはとても大切です。

 

B型肝炎訴訟で給付金を得たいと思っている人の中にも、亡くなったお母さんのカルテがない、亡くなったお父さんのカルテがない、亡くなった兄姉のカルテがないため、証明ができず、苦しんでいる方がいます。

 

ぜひ医師法を改正して、カルテを永久保存にしてほしいと思います。

C型肝炎訴訟 C型肝炎だというだけでは、給付金はもらえない

2016年08月29日 カテゴリー:C型肝炎給付金請求訴訟

連日のように、「私はC型肝炎だから給付金がもらえるのではないか。」とか、「亡父母が、C型肝炎であったので、給付金をもらいたい。」などという相談や問い合わせがあります。

 

しかし、良いご返事を差し上げることができる方は、ほとんどおられません。

 

HPを見て下さればわかると思いますが、C型肝炎だからという理由だけでは給付金はもらえません。

 

フィブリノゲン製剤などの止血剤を静脈に点滴されたか、あるいは、フィブリン糊を投与されたかの立証をした場合に限り、給付金がもらえるのです。

 

B型肝炎の場合は、集団予防接種の注射器連続使用によって、B型肝炎が移った場合にのみ、給付金がもらえます。

 

両方とも、国を相手に国家賠償請求訴訟を起こさなければならない特別措置法になっています。

 

B型肝炎の場合は、母親の血液検査結果(母親が死亡しており、母の血液検査がない場合は、年上の兄姉の血液検査結果)や、医療記録などを集めれば、なんとか勝訴的和解ができます。

 

しかし、C型肝炎の場合は、数十年前にフィブリノゲン製剤などを投与したときの医師や、看護師、助産師などの証言が必要であったりしますので、そう簡単ではないのです。

 

いつ、何のときに(何の手術や出産のときに)、フィブリノゲン製剤を投与されたか。投与した医師はだれか。

が、わかっていますか?

 

まずそれがわからないと、第一関門を突破することはできません。

 

ご相談の方は、当事務所においで下さい。

電話相談ですますことができないほど、困難な訴訟なのです。

 

そこのところをよくご理解下さいますよう、お願いいたします。

B型肝炎・C型肝炎患者の肝がん・肝硬変の医療費助成の必要性

2016年08月03日 カテゴリー:C型肝炎給付金請求訴訟, B型肝炎給付金請求訴訟

~弁護士 北村明美のB型肝炎コラム~

 

注射器の連続使用を黙認してきたのは、残念ながら日本国です。

 

止血の効果があるかのエビデンス(証拠)がないにも関わらず、肝炎が移る可能性のあるフィブリノゲン製剤などの血液製剤の使用を認可し続けたのも、日本国です。

 

責任がある日本国は、

(1)裁判を起こして勝訴的和解ができた方には、給付金を支払う。(B型肝炎特別措置法、C型肝炎特別措置法)

(2)裁判を起こすか否かに関わらず、薬代の自己負担額を軽くする(恒久対策)。

2つを行なっています。

 

(1)の給付金で大きな問題となっているのが、C型肝炎患者の方々が、30~50年前の出産や手術を受けたときのカルテがなく、立証が極めて困難であるということです。

 

(2)の恒久対策で、問題なのは、肝がんの治療費や重度の肝硬変の食道静脈瘤破裂等の治療費については、全く助成されていないことです。

 

インターフェロン、C型肝炎の場合の飲んでC型肝炎ウイルスを排除する飲み薬(ダクルインザ、スンベプラ、ソバルディ、ハーボニーヴィキラックス等)、B型肝炎ウイルスの活動を押さえ込む(排除はできない)核酸アナログ製剤(バラクルード等)治療の薬代に対してのみ、助成されているのです。

 

肝がんや肝硬変になってしまったB・C型肝炎患者に対してこそ、医療費を助成すべきだと思います。

いったん肝がんや重い肝硬変になってしまうと、元には戻らないと言われているから、なおさらです。

 

皆で立ち上がりましょう!

 

 

 

B型肝炎給付金・B型肝炎訴訟―相談料無料

B型肝炎はつらい病気です。

日本ではB型肝炎の人は、45万人いると厚労省はみており、国民病です。
B型肝炎は、C型肝炎のようにウイルスを排除できる薬が今だありません。
インターフェロンは副作用が強い。
B型肝炎ウイルスの活動を抑える薬、バラクルードを飲み始めると、
GPT(ALT)が下がって楽になるけれど、一生飲み続けないといけない。

B型肝炎は、うつるから差別する人もいます。(B型肝炎は血液を介してしかうつらない!)

B型肝炎の症状がないので安心していたら、B型肝炎の肝がんだった。
大量吐血して初めて食道静脈瘤破裂(B型肝炎の肝硬変)がわかったという方もいます。
肝臓は沈黙の臓器なので、症状がないからといって安心できません。
B型肝炎かどうか調べたことのない方は、すぐHBs抗原とHBc抗体を調べましょう!!
もし、HBs抗原(+)だったら、ぜひ、B型肝炎訴訟に強い弁護士に相談してください。

予防接種でB型肝炎になった方に対して、国は謝罪し、
最大3600万円のB型肝炎給付金を支払ってくれます。
肝がん・肝硬変重度3600万円、肝硬変軽度2500万円、B型慢性肝炎1250万円、キャリア50万円など

次の場合、ぜひB型肝炎訴訟に強い弁護士にご相談ください。

(1)B型肝炎の方でS16年7月2日~S63年1月27日生まれの方
(2)既に亡くなっている方が、B型肝炎だった場合。
(3)母子感染の方で、祖母(祖母死亡の場合、祖母の兄姉)がB型肝炎でない場合

052-541-8111
北村法律事務所 弁護士 北村明美
(全国対応いたします。名古屋・愛知・岐阜・三重の方もどうぞ)

B型肝炎訴訟・B型肝炎給付金の相談料・調査費用は無料です。
B型肝炎訴訟・B型肝炎給付金の着手金も無料です。
弁護士報酬は、通常の事案は、6%です。(弁護士費用として、4%は国から払われるので、実質2%になります。)
困難事案は、別途相談させて下さい。
実費は別途必要となります。

母親が亡くなっていても、諦めないで、ぜひB型肝炎訴訟に強い弁護士に相談してください。
長男・長女であっても、諦める前に、ぜひB型肝炎訴訟に強い弁護士に相談してください。
国家公務員がB型肝炎訴訟をしても、不利にはなりませんので、
ぜひB型肝炎訴訟に強い弁護士に相談してください。
田舎ではB型肝炎というだけで差別されかねないといわれる方も、
田舎から離れた裁判所で、裁判することができますので、
ぜひB型肝炎訴訟に強い弁護士に相談してください。

B型肝炎・C型肝炎患者の薬代の助成制度

2016年08月02日 カテゴリー:B型肝炎訴訟ブログ, C型肝炎給付金請求訴訟, コラム, B型肝炎給付金請求訴訟

~弁護士 北村明美のB型肝炎コラム~

 

先日相談に来られた方は、B型肝炎の方ですが、肝機能が悪くなり1年ほど前からバラクルードを服用するようになった方でした。

「バラクルードが高くて」とこぼすので、薬代の助成があることを知っていますかと聞くと、全くご存知ありませんでした。

国民病であるB・C型肝炎の患者さんたちの、医療費を軽減するための、B・C型肝炎患者医療給付事業(薬代の助成)です。

 

年収

自己負担限度額

年収700万円未満なら

月1万円

年収700万円以上なら

月2万円

 

保健所から申請用紙等をもらい、所定の診断書(医師に書いてもらう)、所得証明書等を添付して、保健所に申請します。

毎年、更新の申請をする必要があります。

2~3か月かかりますので、すぐ申請しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

B型肝炎給付金・B型肝炎訴訟―相談料無料

B型肝炎はつらい病気です。

日本ではB型肝炎の人は、45万人いると厚労省はみており、国民病です。
B型肝炎は、C型肝炎のようにウイルスを排除できる薬が今だありません。
インターフェロンは副作用が強い。
B型肝炎ウイルスの活動を抑える薬、バラクルードを飲み始めると、
GPT(ALT)が下がって楽になるけれど、一生飲み続けないといけない。

B型肝炎は、うつるから差別する人もいます。(B型肝炎は血液を介してしかうつらない!)

B型肝炎の症状がないので安心していたら、B型肝炎の肝がんだった。
大量吐血して初めて食道静脈瘤破裂(B型肝炎の肝硬変)がわかったという方もいます。
肝臓は沈黙の臓器なので、症状がないからといって安心できません。
B型肝炎かどうか調べたことのない方は、すぐHBs抗原とHBc抗体を調べましょう!!
もし、HBs抗原(+)だったら、ぜひ、B型肝炎訴訟に強い弁護士に相談してください。

予防接種でB型肝炎になった方に対して、国は謝罪し、
最大3600万円のB型肝炎給付金を支払ってくれます。
肝がん・肝硬変重度3600万円、肝硬変軽度2500万円、B型慢性肝炎1250万円、キャリア50万円など

次の場合、ぜひB型肝炎訴訟に強い弁護士にご相談ください。

(1)B型肝炎の方でS16年7月2日~S63年1月27日生まれの方
(2)既に亡くなっている方が、B型肝炎だった場合。
(3)母子感染の方で、祖母(祖母死亡の場合、祖母の兄姉)がB型肝炎でない場合

052-541-8111
北村法律事務所 弁護士 北村明美
(全国対応いたします。名古屋・愛知・岐阜・三重の方もどうぞ)

B型肝炎訴訟・B型肝炎給付金の相談料・調査費用は無料です。
B型肝炎訴訟・B型肝炎給付金の着手金も無料です。
弁護士報酬は、通常の事案は、6%です。(弁護士費用として、4%は国から払われるので、実質2%になります。)
困難事案は、別途相談させて下さい。
実費は別途必要となります。

母親が亡くなっていても、諦めないで、ぜひB型肝炎訴訟に強い弁護士に相談してください。
長男・長女であっても、諦める前に、ぜひB型肝炎訴訟に強い弁護士に相談してください。
国家公務員がB型肝炎訴訟をしても、不利にはなりませんので、
ぜひB型肝炎訴訟に強い弁護士に相談してください。
田舎ではB型肝炎というだけで差別されかねないといわれる方も、
田舎から離れた裁判所で、裁判することができますので、
ぜひB型肝炎訴訟に強い弁護士に相談してください。

C型肝炎訴訟 (い)フィブリノゲン製剤は、どういう物か。

2016年07月07日 カテゴリー:C型肝炎給付金請求訴訟, コラム

フィブリノゲン製剤の、高さ約10㎝の透明の小さい瓶を、原告R.Sさんだけでなく、原告S.Sさん、原告M.Hさん、さらに、すでに和解をしたT.Kさんも、点滴スタンドにぶら下がっているところを見ている。

 

原告M.Hさんが法廷で、証言(供述)したように、弁護団が名古屋で説明会などを開いた時から、カルテの残っていないC型肝炎の患者さんたちは、何度も集まる機会があった。

その時、小さい透明の瓶が、点滴スタンドにぶらさがっていたと言う方が、何人か出てきて、後でそれがフィブリノゲン製剤の瓶であることを、その方たちも知り、弁護士も知ったのである。

その透明の小さい瓶は、輸液や、血液の色をしている輸血の、パックや瓶とは異なり、高さが10㎝くらいであり、特徴的であったため、C型肝炎の患者さんたちは、覚えていたのである。

 

記憶の底に沈んでいた方も、同じ苦しい思いをしてきたC型肝炎患者から聞いて、「ああそう言えば、小さい透明の瓶がぶら下がっていた。」と、記憶を喚起した。

 

約10㎝の高さの透明の瓶こそが、フィブリノゲン製剤であることは、さまざまな証拠により明らかである。

 

出産の時や、手術の際、点滴スタンドに、高さ約10㎝の透明の小さい瓶がぶらさがっているのを見たことがある方は、ご連絡下さい。

 

北村法律事務所 弁護士 北村明美

TEL 052-541-8111

 

 

 

C型肝炎訴訟は、B型肝炎訴訟に比べ、難しい訴訟です。

 

カルテに、フィブリノゲン製剤やフィブリン糊やPPSBの投与が記載されていない場合、フィブリノゲン製剤等が投与された時の医師に、原則として、証人になってもらわなければ、勝訴的和解が難しいからです。

名古屋地裁に、カルテのないC型肝炎患者の方やご遺族計90名が原告となって、訴訟を提起しています。

 

名古屋弁護団代表 

北村法律事務所 弁護士北村明美 

(TEL052-541-8111)

 

大きく分けると、

①出産や子宮外妊娠で出血多量の方

②心臓の手術、膵臓、腸や気胸や脳の手術の方

です。

平成28年6月の時点までに、6名の原告が勝訴的和解をし、給付金をもらうことができました。

 

(a)そのうち2名は、

心臓バイパス

心臓大動脈弁置換手術

の方で、フィブリン糊を使用されたのです。

手術を担当した医師は、立派な方々で、証人になって下さいました。

(b)出産・子宮外妊娠の時、フィブリノゲン製剤を点滴された方が、3名です。

(c)胃がんの手術をしたところ、膵臓にまで浸潤していて、出血が多く、フィブリノゲン製剤を点滴された方が1名です。

 

 

【医師の先生方へのお願い】

 

医師の中には、「裁判に関わりたくない、証人になると、国や製薬会社から責め立てられるから、なりたくない。」という方がいます。

「自分が投与したフィブリノゲン製剤や、フィブリン糊で、C型肝炎になったと言われるのは辛い。責任を問われたくないから、フィブリノゲン製剤を使っていないことにする。」という方も、いると思われます。

でも、原告は、出血多量なのに命を救ってもらった医師に、感謝こそすれ、医師の責任を問うことは、一切ありません。この訴訟は、医師を被告とする訴訟ではないのです。

C型肝炎特別措置法により、給付金をもらうためには、フィブリノゲン製剤や、フィブリン糊を投与されたことを、立証しなければなりません。

そのために、先生(医師)に証人に立ってもらい、今一度救って頂きたいのです。

先生のお力添えがないと、給付金がもらえません。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

【カルテのないC型肝炎の患者さんへ】

 

30~50年前の、出産や手術の時の主治医を探すことから、はじめることになります。

主治医が見つかったら、どうするか?

主治医が亡くなっている場合でも、他に、母子手帳や外科手術をした証拠があれば、何とかなるのか?

などについては、電話の上、相談に来て下さい。

 

北村法律事務所 弁護士 北村明美

TEL 052-541-8111

 

C型肝炎訴訟 (あ)C型肝炎の方で、かつて心臓手術の手術をした方へ

2016年07月07日 カテゴリー:C型肝炎給付金請求訴訟

心臓バイパス手術や、心臓の大動脈弁・僧帽弁などの手術を、次の病院で、した方は、ぜひご連絡下さい。

 

岐阜市内のS病院

名古屋大学附属病院

 

 

医師が良い方で、協力してもらえ、救済されるかもしれません。

 

ぜひ、

 

052-541-8111

カルテのないC型肝炎訴訟 名古屋弁護団団長

北村法律事務所 弁護士北村明美

 

に、ご連絡下さい。

 

 

 

 

C型肝炎訴訟は、B型肝炎訴訟に比べ、難しい訴訟です。

 

カルテに、フィブリノゲン製剤やフィブリン糊やPPSBの投与が記載されていない場合、フィブリノゲン製剤等が投与された時の医師に、原則として、証人になってもらわなければ、勝訴的和解が難しいからです。

 

名古屋地裁に、カルテのないC型肝炎患者の方やご遺族計90名が原告となって、訴訟を提起しています。

 

名古屋弁護団代表 

北村法律事務所 弁護士北村明美 

(TEL052-541-8111)

 

大きく分けると、

 

①出産や子宮外妊娠で出血多量の方

②心臓の手術、膵臓、腸や気胸や脳の手術の方

 

です。

平成28年6月の時点までに、6名の原告が勝訴的和解をし、給付金をもらうことができました。

 

 

(a)そのうち2名は、

心臓バイパス

心臓大動脈弁置換手術

の方で、フィブリン糊を使用されたのです。

手術を担当した医師は、立派な方々で、証人になって下さいました。

 

(b)出産・子宮外妊娠の時、フィブリノゲン製剤を点滴された方が、3名です。

 

(c)胃がんの手術をしたところ、膵臓にまで浸潤していて、出血が多く、フィブリノゲン製剤を点滴された方が1名です。

 

 

【医師の先生方へのお願い】

 

医師の中には、「裁判に関わりたくない、証人になると、国や製薬会社から責め立てられるから、なりたくない。」という方がいます。

「自分が投与したフィブリノゲン製剤や、フィブリン糊で、C型肝炎になったと言われるのは辛い。責任を問われたくないから、フィブリノゲン製剤を使っていないことにする。」という方も、いると思われます。

 

でも、原告は、出血多量なのに命を救ってもらった医師に、感謝こそすれ、医師の責任を問うことは、一切ありません。この訴訟は、医師を被告とする訴訟ではないのです。

 

C型肝炎特別措置法により、給付金をもらうためには、フィブリノゲン製剤や、フィブリン糊を投与されたことを、立証しなければなりません。

 

そのために、先生(医師)に証人に立ってもらい、今一度救って頂きたいのです。

 

先生のお力添えがないと、給付金がもらえません。

 

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

 

【カルテのないC型肝炎の患者さんへ】

 

30~50年前の、出産や手術の時の主治医を探すことから、はじめることになります。

 

主治医が見つかったら、どうするか?

 

主治医が亡くなっている場合でも、他に、母子手帳や外科手術をした証拠があれば、何とかなるのか?

 

などについては、電話の上、相談に来て下さい。

 

北村法律事務所 弁護士 北村明美

TEL 052-541-8111

 

 

 

 

 

C型肝炎訴訟・B型肝炎訴訟 カルテの永久保存化を!(医師法改正)

2016年06月10日 カテゴリー:B型肝炎訴訟ブログ, C型肝炎給付金請求訴訟, B型肝炎給付金請求訴訟

~弁護士 北村明美のB型肝炎コラム~

 

カルテの保存期間は、医師法でわずか5年と定められている。しかし、かつては、5年で廃棄してしまう病院はなかったと思う。

ところが、近時、カルテを含む医療記録がわずか5年で廃棄されているケースをいくつか経験した。

カルテが無くて困っているのはC型肝炎の患者だけではない。B型肝炎ウィルスに罹患して肝ガンや重い肝硬変で死亡した親を持つ方やB型肝炎ではない他の原因で死亡した母親や兄姉を持つB型肝炎の患者さんらである。

私はカルテの無いC型肝炎の患者さんたちの国家賠償請求訴訟だけでなく、B型肝炎の国家賠償請求訴訟にも携わっている。

C型肝炎の訴訟においては、フィブリノゲン製剤又は特定血液凝固第Ⅸ因子製剤が投与された事実を立証せねばならず、それが難しい。カルテが廃棄されていて存在しないことが、患者側の立証をより難しくしている。

それに比べてB型肝炎国賠訴訟では、予防接種を受けたこと自体は、マッカーサーが予防接種制度を導入した昭和23年に7歳であった昭和16年7月2日~昭和63年1月27日までの生まれであれば、推定される。注射器などの連続使用も推定される。

B型肝炎で一番難しいのは、その他の要因が無いこと、特に母子感染ではないことを立証することである。母親がすでに死亡している場合、年上の兄姉がB型肝炎ではないことを立証できればOKとされている(年下の弟や妹ではだめだということになっている)。

 

(xさんのケース)

母は50年も前に死亡。兄は7年前に病院で死亡。58才だった。年上の兄姉は、その兄しかいない。

7年前のカルテがあれば、入院していたので、HBs抗原が(+)か(-)かを調べているはずだ。しかし、カルテは残っていなかった。その病院は、5年経ったカルテは、順々に廃棄していく方針だというのである。

 

(yさんのケース)

yさんは、長子であり、年上の兄姉はいない。

母子感染ではないということを証明するには、母親の血液検査結果がどうしても必要だった。しかし、母親は、10年前に死亡しており、死亡した病院にカルテ等は残っていなかった。yさんに、母親が他の病院で手術したことはないかと尋ね、思いおこしてもらったところ、17年ほど前に、M大学病院で手術をしているかも知れないという。

そこで、M大学病院に行ってもらったところ、サマリーと看護記録のみがでてきた。それだけでも、ずいぶん助かった。

その他の書類と合わせて、医師に「母親はB型肝炎ではなかったと考える。」という所見を書いてもらうことができた。

 

このようにカルテが残っていれば、救済できるケースがある。

C型肝炎訴訟において、快く証人に立って下さったM医師は「カルテは、今、USBで保存している。USBなら、かさばらないので、永久保存ができる。医師法の5年というのは短すぎますよ。」と述べておられる。

ぜひ、医師法を改正して、カルテ等の医療記録の保存期間を永久にしてほしいと心から願っている。

 

B型肝炎給付金・B型肝炎訴訟―相談料無料

B型肝炎はつらい病気です。

日本ではB型肝炎の人は、45万人いると厚労省はみており、国民病です。
B型肝炎は、C型肝炎のようにウイルスを排除できる薬が今だありません。
インターフェロンは副作用が強い。
B型肝炎ウイルスの活動を抑える薬、バラクルードを飲み始めると、
GPT(ALT)が下がって楽になるけれど、一生飲み続けないといけない。

B型肝炎は、うつるから差別する人もいます。(B型肝炎は血液を介してしかうつらない!)

B型肝炎の症状がないので安心していたら、B型肝炎の肝がんだった。
大量吐血して初めて食道静脈瘤破裂(B型肝炎の肝硬変)がわかったという方もいます。
肝臓は沈黙の臓器なので、症状がないからといって安心できません。
B型肝炎かどうか調べたことのない方は、すぐHBs抗原とHBc抗体を調べましょう!!
もし、HBs抗原(+)だったら、ぜひ、B型肝炎訴訟に強い弁護士に相談してください。

予防接種でB型肝炎になった方に対して、国は謝罪し、
最大3600万円のB型肝炎給付金を支払ってくれます。
肝がん・肝硬変重度3600万円、肝硬変軽度2500万円、B型慢性肝炎1250万円、キャリア50万円など

次の場合、ぜひB型肝炎訴訟に強い弁護士にご相談ください。

(1)B型肝炎の方でS16年7月2日~S63年1月27日生まれの方
(2)既に亡くなっている方が、B型肝炎だった場合。
(3)母子感染の方で、祖母(祖母死亡の場合、祖母の兄姉)がB型肝炎でない場合

 052-541-8111
北村法律事務所 弁護士 北村明美
(全国対応いたします。名古屋・愛知・岐阜・三重の方もどうぞ)

B型肝炎訴訟・B型肝炎給付金の相談料・調査費用は無料です。
B型肝炎訴訟・B型肝炎給付金の着手金も無料です。
弁護士報酬は、通常の事案は、6%です。(弁護士費用として、4%は国から払われるので、実質2%になります。)
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母親が亡くなっていても、諦めないで、ぜひB型肝炎訴訟に強い弁護士に相談してください。
長男・長女であっても、諦める前に、ぜひB型肝炎訴訟に強い弁護士に相談してください。
国家公務員がB型肝炎訴訟をしても、不利にはなりませんので、
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C型肝炎訴訟 カルテのないC型肝炎患者の闘い(20)

2016年03月15日 カテゴリー:C型肝炎給付金請求訴訟

C型肝炎訴訟 本人がフィブリノゲン製剤の小さな瓶を見た

1. 国代理人:「ちょっと後で。その後、その透明のガラス瓶を点滴スタンドにぶら下げたというお話でしたね。」
原告:「はい。」
国代理人:「これについて、看護師さんなりお医者さんなりから何の薬だっていう説明はありましたか。」
原告:「止血剤。」
国代理人:「そもそもフィブリノゲン製剤という製剤があるのを知らされたのは、どんなきっかけからだったんですか。」
原告:「新聞に載るようになってから。」
国代理人:「訴訟の記事を見て、フィブリノゲン製剤という製剤の名前のものがあることが分かったと。それがその小さい方の透明のガラス瓶のものだというふうにあなたが思うようになったのは、どういった理由からだったんですか。」
原告:(聴取不能で、原告はスケッチブックに書いた。)
国代理人:「 「出血がひどいときに止血剤を打った、あと、体がだるくなる日がある、微熱が出やすい」 と記載があるんですが、ちょっと確認で、まず一つ目なんですが、出血がひどいときに止血剤としてその製剤が使われていたというふうに報道なりで見たからという理解でいいですか。」
原告:「はい。」

2.原告に対する本人尋問の時間は2時間弱たっぷりかかり、車いすの原告は、だんだん声を出すのもつらくなっていった。
小さい透明のガラス瓶にこそ、フィブリノゲン製剤を蒸留水50ccで溶かした溶液が入っていたのだ。
この瓶の高さは、約11センチメートル直径は、約4,5センチメートル
ミドリ十字は、フィブリノゲン製剤1グラム(乾燥してある白い粉。瓶の中は真空)の入ったこの瓶と、蒸留水50ccの入ったさらに小さい瓶をセットにし、活栓等をつけて、売っていた。
セールストークは、「フィブリノゲン製剤は、止血の効果が高く、便利です。止血効果は、アドナやトランサミンとは比較にならないほど、高く、しかも、セットの蒸留水で溶かして、瓶を逆さにして点滴スタンドにぶら下げて静注すればよいようにしてあるので、便利です。」というものだと医師に聞いた。
原告は、フィブリノゲン製剤の瓶を看護師さんが持ってきて、点滴スタンドにぶら下げて、自分に点滴されているのを見たのであった。
それにしても、原告本人は、よく答えた。
目は尋問者を見据え、力を振り絞って、記憶にあることを真剣に答えた。

 

3.補助参加人である田辺三菱(元ミドリ十字)は、「医療関係者(彼らは医師を重視する。)でなくては意味がない。原告本人が何十年も前のことを覚えていると言っても信用性がない。本人尋問を採用するのは反対だ。」という主張をした。
ミドリ十字が、肝炎やエイズに感染することをわかっていたにもかかわらず、アメリカの貧民窟の人達の血をプールした血しょうから製造した血液製剤を売って、甚大な被害を与えたことを、全く反省していないのだ。
田辺三菱の代理人も、国の代理人も、原告本人や、証人医師をやりこめることが自らの職責だと誤解している。
C型肝炎特別措置法は、前文において、
「フィブリノゲン製剤及び血液凝固第IX因子製剤にC型肝炎ウイルスが混入し、多くの方々が感染するという薬害事件が起き、感染被害者及びその遺族の方々は、長期にわたり、肉体的、精神的苦痛を強いられている。
政府は、感染被害者の方々に甚大な被害が生じ、その被害の拡大を防止し得なかったことについての責任を認め、感染被害者及びその遺族の方々に心からおわびすべきである。さらに、今回の事件の反省を踏まえ、命の尊さを再認識し、医薬品による健康被害の再発防止に最善かつ最大の努力をしなければならない。」
「一般に、血液製剤は適切に使用されれば人命を救うために不可欠の製剤であるが、フィブリノゲン製剤及び血液凝固第IX因子製剤によってC型肝炎ウイルスに感染した方々が、日々、症状の重篤化に対する不安を抱えながら生活を営んでいるという困難な状況に思いをいたすと、我らは、人道的観点から、早急に感染被害者の方々を投与の時期を問わず一律に救済しなければならないと考える。しかしながら、現行法制の下でこれらの製剤による感染被害者の方々の一律救済の要請にこたえるには、司法上も行政上も限界があることから、立法による解決を図ることとし、この法律を制定する。」
と規定している。

脳症で舌も回らないのに、必死で本人尋問に答えたC型肝硬変、肝がんのこの原告を救済することこそが、国とミドリ十字の責務だと思う。