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コラム

相続された土地がたくさんあるのですが、不動産鑑定はするべきか(愛知県Sさん)

2016年12月26日 カテゴリー:遺産相続

~弁護士北村明美(愛知・名古屋)の企業・相続ブログ~

 

(愛知県名古屋市在住M.Sさんより)

Q.先日の鑑定のブログを見ました。

私達も、鑑定をすべきかどうか迷っています。

長男である兄が、父に「全部長男に相続させる」という遺言を書いてもらっていたのです。

弟や妹が5人いるのですが、「遺留分を寄こせ」という裁判(遺留分減殺請求訴訟というそうです)をせざるを得ませんでした。

 

預貯金は、835万円しかなく、あとは、名古屋市北区の土地11筆です。

 

兄が住んでいる自宅は、245坪もあり、すぐ近くにマックスバリュができてとても便利なところです。

 

土地は、すべて兄の住んでいるところに近いのですが、なんといっても筆数が多いので、裁判官から、鑑定費用がかなりかかると言われています。

 

それでもやっぱり鑑定した方がいいでしょうか。

固定資産税評価額では、あまりにも低いと思うのです。

 

A.鑑定することをお勧めします。

 

遺産である土地の中には、地下鉄から1分という土地もあり、そこには亡くなったお父さん名義の3階建てのアパートもあるというのですから、多少鑑定費用がかかっても、鑑定した方がいいと思います。

 

裁判所には、鑑定費用の相見積をとってもらい、値打ちにやってくれる鑑定士さんを選任してもらいましょう。

 

また、鑑定費用は、遺留分の割合だけは、あなた方が負担し、その余は長男さんに負担してもらうよう、裁判所に働きかけて下さい。

 

 

相続、企業問題などのご相談は、相続、企業問題に強い名古屋市(愛知・岐阜・三重)の北村法律事務所 弁護士北村明美(052-541-8111)へ。

ぜひ、ご連絡下さい。

 

 

相続は、はやく相続に強い弁護士に相談して下さい。

骨肉の相続争いを、数多く経験してきました。

弁護士を31年やってきてわかったことは、
「相続人が2人以上いれば、相続争いの可能性がある!」
ということです。

兄弟姉妹は、互いにライバルだ。

後妻側と前妻の子
本妻側と愛人の子は、必ず争いになる。

最近は後妻業どころか、32歳年下の男が78歳の資産家の女性を狙って、婚姻届を出させている事件も、手がけている。

遺言は全ての特効薬ではない。遺留分があるからだ。

「登記のために必要だから」と言われて、署名押印した書類を悪用されて、
1円ももらえなくなったという相談もある。

相続争いになりそうになったら、すぐに一度相談に来てほしい。
早ければ早いほど、良い対策を立てることができます。

ブック「女の遺産相続」(NTT出版)著者:弁護士北村明美



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