遺言書を書くメリット
2018年12月21日 カテゴリー:コラム
おはようございます。
突然ですが、遺言書を書くメリットとはなんでしょう。
遺言書を書くメリットは、主に次の2点であると思います。
1.あなたの思い通りに遺産を分けられること
あなたが遺言書を残しておけば、あなたの希望通りに残った遺産を分配することができます。
ただ、あなたが希望する通りであれば、どんな分配方法でも許されるわけではなく、相続人の中に遺留分を有する方がいらっしゃる場合には、その遺留分を無視すると、その方から遺留分減殺請求という請求をされる恐れがあるので、注意が必要です。
なお、遺留分や遺留分減殺請求については、今後書きたいと思います。
2.トラブルを未然に防止することができること
あなたが遺言書を残しておけば、あなたの死後、あなたの遺産をどのように分配して欲しいのか、あなたの意思が明確になるため、相続人の間での争いを防ぐことができます。
普段仲良くしている相続人たちであったとしても、安心することはできません。
相続の際には、全く無関係の第三者が知恵を授けたり、細かな事情が変わることで、すぐトラブルへと発展する危険性が常に潜んでいるからです。
また、逆に、あなたがあまりにも偏った不平等とも言える内容の遺言書を作成してしまった場合、それが相続人間でのトラブルのもととなる場合もありますので、どうぞ慎重に検討されることを提案いたします。